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西塔鬼若丸 サイトウオニワカマル

西塔鬼若丸 

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作者名 国芳    (一勇斎 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ   (イチユウサイ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 西塔鬼若丸
落款等備考 一勇斎國芳画
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分 弘化頃
西暦 1844-1848
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども物語絵 人物画
内容2 伝説 物語 英雄豪傑
内容3 鬼若丸 武蔵坊弁慶 巨鯉 小刀

追加情報

「鬼若丸」(1258)と同じく、武蔵坊弁慶が剃髪前に比叡山西塔にあずけられ、鬼若と名乗って学んでいた頃の逸話である。西塔の古池に住む巨大な鯉を退治する場面である。鯉は瀧を昇って龍になるとされ、子どもの出世にもつながるめでたい魚で、鯉幟にもなったが、いっぽう年老いた動物・魚類・器物は妖怪化するともいわれて嫌われた。これは、池に住み着いた巨大な怪鯉と戦う若き日の弁慶である。なお鬼若は、度々乱行を働き、ついに寺から放逐されることになる。
黒々とした水面に、巨大な鯉がのたうつように浮き上がり、回りは白く波立っている。鰭をばたつかせる鯉の背に乗った鬼若は、白い袴に菊模様の赤い衣を着て、懸命に小刀を振るっている。国芳は、真上から見下ろした構図で、この勇壮な戦いを描いており、躍動感あふれる作品になっている。
子どもにも大人にも人気のあった弁慶物のなかでも、この鬼若丸鯉退治は評判がよかったとみえ、これを刊行した前後に同じ一枚絵で「鬼若丸」(公文蔵)、「稚立功名鑑 鬼若丸」を、三枚続で「鬼若丸の鯉退治」を刊行している。更に金太郎が巨鯉につかまって瀧を昇る「坂田怪童丸」ある。

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