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曲亭翁精著八犬士隨一 犬山道節 キョクテイオウセイチョハッケンシズイイチ イヌヤマ ドウセツ

曲亭翁精著八犬士隨一 犬山道節 

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作者名 国芳   (歌川 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ   (ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 曲亭翁精著八犬士隨一
落款等備考 一勇斎國芳画
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分 天保8年
西暦 1837
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 物語画
内容2 英雄豪傑
内容3 八犬伝 犬山道節 円塚山

追加情報

江戸後期に滝沢(曲亭)馬琴が著して大人気を得た長編伝奇小説「南総里見八犬伝」の八犬士を描いた8枚揃である。武者絵の得意な国芳だけに1枚に1人を大きく描き迫力ある武者絵に仕上げているが、背景は2枚続きで、同一場面に登場した2人を扱った作品もある。八犬士は安房里見家の伏姫と聖犬八房の霊的な結合で生まれるが、別々に孤児として育ち、やがて「犬」の字の姓とそれぞれが持つ聖玉によって、悪との戦いのなかで次第にめぐり会い、助け合って活躍する。
犬山道節である。練馬倍盛の臣・犬山貞与道策の子で、にせ修験者となり肩柳(けんりゅう)と称す。円塚山で火定(火中に身を投じる術)を行い愚民から銭を集め、主君と父の仇討の軍資金にしようとしていた。そこに腹違いの妹・浜路をさらった網乾左母二郎がだまし盗った宝刀村雨を持って現われる。道節は左母二郎に手裏剣を打ち込んで殺し、殺された義妹の仇を討ち、村雨を得る。そこへ現われた莊介と村雨をめぐって斬り合いとなるが、その腕を認め火遁の術で姿を消す。絵は、太刀を振り上げた道節で、南蛮鎖の着込みをすき間なく着ており、修験者らしく総髪である。手前にある「奉納」の文字が刻まれた水瓶も疵つき、水が流れ出している。
武者絵の第一人者である歌川国芳が滝沢馬琴の人気長編小説の主人公八人を描いた揃え物。物語の武者絵として迫力ある見事な作品であり、摺り保存とも良好な8枚が揃っており貴重。八犬士の活躍は、江戸の子どもたちにも知られていた。

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