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百人一首之内 文屋康秀 ヒャクニンイッシュノウチ ブンヤノヤスヒデ

百人一首之内 文屋康秀 

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作者名 国芳    (一勇斎 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ  (チユウサイ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 百人一首之内
落款等備考 一勇斎國芳
制作者備考 エヒ子
印章等 版元
印章注記
時代区分 天保9年頃 ※1996年千葉市美展図録より
西暦 1838
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 風俗画 子ども絵 物語画
内容2 見立て絵 百人一首
内容3 風 傘作り 和歌(文屋康秀) 嵐 旅の役人 トビ

追加情報

江戸時代に百人一首は版本、かるた、浮世絵となって広く流布し、人々に愛好された。浮世絵師による百人一首の絵ときは、北斎、豊国三代なども行っているが、これは国芳による百枚揃で、作者、歌、歌意を記し、本画で絵ときをしている。
歌は「山から風が吹きおろすと、たちまち秋の草はしおれ、木の葉は散る。なるほどそれで山から吹きおろす風を嵐と書き、荒らしというのだろう」の意。本絵では、突然の嵐に傘が舞い上がるのを、野で傘(からかさ)に油をひき、柵に結んで乾かしていた傘屋の親子が、大あわてで防ぐ様子が描かれいる。逆さに開いた傘をにぎりしめる父、開いた傘を地面に押しつける子、飛ばされた傘を追う子、空には傘に貼る和紙が舞い上がり、トビが舞っている。しなる柳の下では旅の役人たちが風を避けて座り込んでいる。突然の嵐がよく表現された作品だ。
百人一首が庶民にも愛好され、その歌意の理解に浮世絵も一役買っていたことがうかがえる。
吹くからに秋の草木のしをなれば
むべ山風をあらしといふらむ
(讃にも歌意が記してある)

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