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怪童丸の図  三田仕・怪童丸・山姥  カイドウマルノズ  ミタシ・カイドウマル・ヤマウバ

怪童丸の図  三田仕・怪童丸・山姥  

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作者名 三代豊国/国貞(三代歌川 豊国/歌川 国貞)
作者名ヨミ サンダイトヨクニ/クニサダ(サンダイウタガワ トヨクニ/ウタガワ クニサダ)
代表明細・シリーズ名称
落款等備考 一陽齋豊國画
制作者備考 山口屋 藤兵衛
印章等 版元印 名主 年玉印
印章注記
時代区分 弘化4年~嘉永5年
西暦 1847-1852
形態 大判3枚続
種別1
種別2
種別3
内容1 芝居絵
内容2 金太郎絵
内容3 怪童丸(金太郎) 山姥 三田仕 熊 鹿 猿 うさぎ 

追加情報

歌舞伎舞踊の「山姥物」と呼ばれるものの一つで、本名題は「薪(たきぎ)荷(おう)雪間の市川」、「山姥」とも「怪童丸」とも通称される。坂田時行の魂が遊女・八重桐(山姥)に宿って生まれた怪童丸は、母と足柄山中で暮らす。やがて山賤(やまがつ)斧蔵(よきぞう)に身をやつした三田仕(みたのつごう)によって武勇を見いだされ、坂田金時と名乗り源頼光に仕える。絵は、三田仕が怪童丸の怪力ぶりを目の当たりにする場面だ。「金太郎」の名称は絵草紙などで使われた。
「怪童丸」の芝居絵で、中央には赤ら顔で白地に白の童子格子の広袖を着た怪童丸が、大木を踏んづけて立ち、肩には熊をさかさにかついでいる。大木には、右から鹿・猿・熊・兎がはさみ付けられている。これら動物は、ぬいぐるみによって演じられている。画面の右手からは、白髪の三田仕が怪童丸の怪力ぶりをじっと観察している。左手では、紅葉柄の唐織り物をまとい、扇を手にした山姥が怪童丸の活躍を応援している。山姥は老女でなく、美女の姿である。画面上部からは、紅葉した蔦の葉がたれている。
山姥・怪童丸の舞台は、正徳二年(1712)上演の浄瑠璃「嫗山姥」(近松門左衛門作)だが、歌舞伎化されて人気を得た。絵草紙や浮世絵の題材ともなり、その幼名が金太郎と呼ばれ、江戸時代の子どもにとって牛若丸とともに大人気のヒーローとなった。

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