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源頼光公館土蜘作妖怪図
ミナモトノヨリミツコウカンツチグモサクヨウカイズ
作者名
国芳 (歌川 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ
クニヨシ (ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称
源頼光公館土蜘作妖怪図
落款等備考
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分
天保14年
西暦
1843
形態
大判3枚続
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
物語絵
内容2
武者絵 妖怪絵 [風刺絵] 判じ絵
内容3
源頼光 四天王 土蜘蛛 囲碁 妖怪合戦
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
源頼光が土蜘蛛のために病となり、四天王とともにこれを退治する伝説の場面だが、一方で天保の改革の風刺絵として評判になった話題作である。人々は判じ絵とも受け取り、ト部の服が沢瀉(おもだか)紋だから、水野と同じ紋で水野忠邦だとした。
右面で病の床に伏せているのが源頼光であり、その背後には原因となった妖怪・土蜘蛛がいる。中央で碁を打っているのは渡辺綱(右)と坂田金時(左・赤面)であり、綱の右にト部季武、金時の左に茶わんを持つ碓井貞光がいる。画面上部では、妖怪たちが二軍に分かれて戦っており、ろくろ首や見越入道が指揮をとっている。ところが、これは天保改革の風刺絵で、病床の頼光が将軍徳川家康、ト部季武が老中水野忠邦、妖怪は改革で打撃を受けた民衆とされ、大評判となった。
一見子どもも喜びそうな妖怪絵であるが、実は風刺絵であり、判じ絵であった。幕末風刺絵の先がけとなる作品で、国芳の風刺絵の代表作でもある。
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