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容斎歴史画譜 第九 静女踏舞之図ヨウサイレキシガフ  ダイ9 シズジョ トウブノズ

容斎歴史画譜 第九 静女踏舞之図

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作者名 容斎、月斎    (菊池 容斎:画,福井月斎:縮図)
作者名ヨミ ヨウサイ  ゲッサイ  (キクチ ヨウサイ   フクイ ゲッサイ)
代表明細・シリーズ名称 容斎歴史画譜  
落款等備考
制作者備考 青木蒿山堂
印章等
印章注記
時代区分 明治27年
西暦 1894
形態 中判
種別1 木版画
種別2 色摺
種別3
内容1 物語画
内容2 歴史画 人物画 袋付
内容3 静御前 男舞 水干
 

追加情報

平安末期の白拍子(歌い舞う遊女)で、源義経の愛妾となった静御前の舞い姿である。静御前は、義経が兄の頼朝と不仲になり、京を脱出して吉野山に潜んだ際に同行する。しかし、義経と別れた後に捕らえられて鎌倉へ送られる。鎌倉の鶴岡八幡宮で、頼朝・政子夫妻の求めで舞を演じた際に、義経への恋慕の情を込めて見事な舞を見せ、満座を感嘆させたと伝わる。題の静女は静御前のこと。
鶴岡八幡宮の舞台で、頼朝たちを前に舞をまう静御前である。静御前は水干(すいかん)と呼ばれる公卿の服装で、赤い袴を着けて男舞を演じている。髷(まげ)を高くゆい、手には扇を持っている。この舞で義経への恋慕を堂々と歌ったとされる。背後の幕には、源氏の紋であるりんどう紋(笹りんどう)が染められている。捕らわれの身ながら凛として舞う姿が、背景を省略した中に、よく表現されている。
静御前は鎌倉での舞のあと、京へ帰されるが、その後の消息は知られていない。義経への愛を貫き通したことは『吾妻鏡』にあり、悲劇の英雄義経とともに後世の人から賞賛されることになった。
容斎武保の落款

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