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月耕随筆 鬼ヶ島 ゲッコウズイヒツ オニガシマ

月耕随筆 鬼ヶ島 

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作者名 月耕
作者名ヨミ ゲッコウ
代表明細・シリーズ名称 月耕随筆 鬼ヶ島
落款等備考 月耕
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分 明治20年代
西暦 1887-1896
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 物語絵
内容2 昔話
内容3 桃太郎 鬼 鉄棒 虎皮

追加情報

「鬼ヶ島」とあり、桃太郎の鬼退治の場面である。桃太郎は江戸後期に子どもたちの人気者となり、「かちかち山」「猿かに合戦」などとともに五大昔話の一つになったが、明治に入っても大変好まれた。特に明治時代からは、鬼を退治して宝を持ち帰る場面が強調されている。
手前の山地に鬼が鉄棒を持って桃太郎の一行を見下ろしている。鬼の頭には角が生え、緑の腰布を虎皮で留めており、背中に虎面が見えている。鉄棒には突起をつけてある。右手には、登ってくる桃太郎の一行がおり、陣羽織姿の桃太郎は背中に幟をさしている。左には猿、右には雉が従っている。犬もいるはずだ。月耕は手前の鬼・木立をくっきりと描くとともに背後の人物・樹林はうっすらとぼかし、遠近感を巧みに表現している。
明治の日本画家としても活躍した尾形月耕による浮世絵揃物の代表作「月耕随筆」の一つである。この揃物は84枚からなる大作で、さまざまな物語(伝説やおとぎ話)を題材にしている。
公文には絵巻「桃太郎」(高嵩谷)はじめ、錦絵「昔噺鬼ヶ島入」(歌川芳幾)、「桃太郎」(勝川春山)などがある。

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