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新板ねずみのたわむれ シンパンネズミノタワムレ

新板ねずみのたわむれ 

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作者名 国政   (歌川 國政/歌川 国政/歌川 国貞:三代)
作者名ヨミ クニマサ  (ウタガワ クニマサ/ウタガワ クニサダ:3ダイ)
代表明細・シリーズ名称 新板 ねずみのたわむれ
落款等備考 國政
制作者備考 松井
印章等
印章注記
時代区分 明治15年
西暦 1882
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 おもちゃ絵 戯画
内容2 風刺画 擬人画
内容3 鼠 ねずみ

追加情報

ねずみに関する伝説を三種、三段にまとめた戯画である。
上段は、ねずみが子沢山であることと、大黒様のお使いであること、中段は敵である猫の寝た間のいたずら。下段は、ねずみ獲りにかかった子どもねずみと悲しむ家族だ。
上段は、炭俵や薪を置いた倉庫の片すみで、右手で母ねずみが座産をしており、二人の産婆が取り上げて湯浴みさせては、浴槽の丸いふたに並べている。左手に大きな桶には大黒様を祀ってあるようで夫たちが安産を願っている。中段では、大きな隠居ねこが居眠りをしており、まわりでは鈴をつけようとしたり、袋をかぶせたりひげをいじったり、おならをしたり、したい放題である。右手には、豆のような糞を出すねずみもいる。下段は台所の片すみで、娘ねずみが餅につられたのかねずみ獲りのわなにかかって出られない。家族たちは嘆き悲しんでいる。大きなぞうりがねずみの小さな世界を示している。
ねずみの世界をたくみに戯画してあり、楽しみながら場面・テーマを読み取る事ができる。

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公文と子ども浮世絵

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