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太宰府天満宮
ダザイフ テンマングウ
作者名
芳藤 (歌川 よし藤/歌川 芳藤)
作者名ヨミ
ヨシフジ (ウタガワ ヨシフジ)
代表明細・シリーズ名称
太宰府天満宮
落款等備考
よし藤画
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分
未詳 ※幕末~明治初年
西暦
形態
間判竪2枚続
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
掛軸用
内容1
子ども絵 子ども物語絵
内容2
遊戯画 歴史絵 手習絵 教訓画 竪上下2枚続き
内容3
天神 菅原道真 学習 天満宮 海 いかり 砂で手習
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
学問の神様として知られる菅原道真が、太宰府で土地の子どもたちに文字を教える場面で、文字習得の大切さを説いてある。堅2枚続で、軸装して飾れるようにしてある。
とぐろを巻いた大いかりの太縄に正装した道真が座り、土地の子どもに文字を教えている。紙も筆もなく、砂浜に木の枝で文字を書いている。手前の子は梅の小枝で「一字千金(に)当(る)」、右の子は松の小枝で「竹、梅、松」を書いており、あと一人は頭に手をやり仲間の字を眺めている。背景の海には帆掛け船が浮かび、老松の間から小鳥の飛ぶ姿が見えている。
芳藤の作品だけに天神様の絵だが、子どもたちにとって大変親しみやすく、また手習の大切さをきちんと表現している。江戸時代には紙が貴重だっただけに、寺子屋でも盆に砂を入れて文字を練習した事例がある。また、視覚障害者が砂に指で文字を書いて習得したとも伝わる。
よし藤の画号は、万延元年頃から使っており、また明治5、6年頃からおもちゃ絵専門となっており、万延~明治6年頃までの作品であろう。
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