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麻疹養生伝/はしかやうじやうでんハシカヨウジョウデン

麻疹養生伝/はしかやうじやうでん

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作者名 貞秀  (五雲亭 貞秀/歌川 貞秀)
作者名ヨミ サダヒデ  (ゴウンテイ サダヒデ/ウタガワ サダヒデ)
代表明細・シリーズ名称 麻疹養生伝
落款等備考 五雲亭貞秀画
制作者備考 大平
印章等 年月改 版元
印章注記 戌四改
時代区分 文久2年4月
西暦 1862
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3 麻疹絵 はしか絵
内容1 子ども絵
内容2 麻疹絵 疱瘡絵 痘瘡絵
内容3 子ども(幼児 少年 兄弟) 父 回り灯籠 熨斗 狐の嫁入 生花 草双紙 女性(姉か) かんぴょう 菓子折 かる焼 花器

追加情報

「麻疹養生伝」とあり、麻疹・痘瘡(とうそう)【疱瘡(ほうそう)と同義語】にかかった際の養生法を中心に、予防のまじない、これら伝染病流行の歴史、病気になった際の食して良い物、悪い物まで記載し、注意をうながしている。当時伝染病の原因は不明であり、治療法も確立していなかったため、食事の善し悪しには問題もあり、またまじないにもたよっている。
左手前で狐の嫁入の回り灯籠を楽しんでいる兄弟が患者で、顔に赤い発疹が出ている。左には西洋風の薬缶(やかん)があり、文中に冷たい物は悪いとしてある。後ろの父は正座して、心静かに生花を楽しんでいるが、花は長寿によいとされる菊である。花器(銅製)も用意されている。右では姉と思われる女性が掛け蒲団にくるまって座り、草双紙を読んでいる。文には風に当たって冷やさないよう、また草双紙などを読んでたいくつしないようにと注意してある。女性の手前には熨斗をつけた見舞いの品が並んでおり、手前からはかんぴょう、菓子折、奥の紙袋は「かる焼」である。右の柱にある3文字はまじないの造語。
麻疹絵、痘瘡絵は数多く制作されているが、多くは荒唐無稽なまじない絵にすぎない。しかし、この作品は病気の流行した歴史や養生法をよく述べてあり、また絵も人気絵師貞秀だけに、養生する家族を写実的に描いてあり、特色ある麻疹絵になっている。
かる焼は米粉に砂糖を加えて焼いたせんべいで、軽くて消化が良く滋養があった。また、名称のかる焼が病気が軽くすむに掛かり、子どもの病気見舞いとして人気があった。公文蔵「麻疹養生弁」(芳虎)にも見られる。
右の女性は母ともとれるが、文中に患者は暖かくすること、草双紙など読んで過ごすことをすすめており、やはり病気になった姉かと思われる。

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