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一魁随筆 山姥怪童丸イッカイズイヒツヤマウバカイドウマル

一魁随筆 山姥怪童丸

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作者名 芳年   (一魁斎 芳年/月岡 芳年)
作者名ヨミ ヨシトシ  (イッカイサイ ヨシトシ/ツキオカ ヨシトシ)
代表明細・シリーズ名称 一魁随筆
落款等備考 一魁斎芳年筆
制作者備考 政田屋
印章等 年月改 版元
印章注記
時代区分 明治6年
西暦 1873
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども物語
内容2 金太郎絵 母子絵
内容3 怪童丸 金太郎 山姥 母と子 ウサギ 山桜

追加情報

「一魁随筆」は、芳年が自らの斎号・一魁を題名につけた揃物で、日本と中国の歴史・物語の人物を題材にしており、16枚が知られる。これは「山姥怪童丸」とあり、足柄山の山姥と金太郎を扱っている。幼い金太郎が、美しい山姥に甘える場面だが、芳年は遠近法や陰影法など西洋絵画の技法を用いて、あたかも聖母子図のマリアと幼いイエスのような雰囲気に仕上げている。
花咲く桜樹に寄りかかって胸をはだけた母(山姥)と、その顔を見つめながら抱き着く裸の金太郎である。母の着衣の衣文線や影、それに二人の頭髪・顔面の描写には、西洋画の影響が明らかに見られる。左には白うさぎが立ち上がって二人をながめている。足元には桜の花びらが散り、背後には箱根の山がそびえている。なお、金太郎のわきを支える母の左手や足の一部が、金太郎の体と同じ赤色になっているが、初摺ではもっと薄い色であり、これは重版である。
芳年が西洋画の聖母子像を参考にして描いたとされる、異色の山姥と金太郎である。

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