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極月 雪 ゴクゲツユキ

極月 雪 

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作者名 国芳    (朝櫻楼 國芳/歌川 国芳・英 一芳
作者名ヨミ チクニヨシ  (ョウオウロウ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ・ハナブサ イッポウ)
代表明細・シリーズ名称 極月 雪
落款等備考 朝櫻楼國芳・英一芳
制作者備考 伊勢屋利兵衛
印章等 極 版元
印章注記
時代区分 天保7年頃
西暦 1836
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 人物画・こま絵
内容2 美人画 母子絵
内容3 子ども(少年) 戯れ(天狗の面) 手紙 季節(冬) 母

追加情報

一年十二か月ごとに、美人と子どもを描いた12枚揃物の1枚で、これは極月すなわち12月である。このシリーズは、1月「端月の初卯」、2月「如月午祭」、3月「弥生の花」と続き、年玉印のこま絵に江戸の風景を入れ、メインの場面は季節の行事を楽しむ母と子を描いてある。これは「極月 雪」とあり、雪の年末に室内で正月の準備をする母と子である。
左上の年玉印には雪をかぶった寺院と木立が見られる。母子がいる窓の外も雪が降っており、松には雪が積もっている。母親は筆を手に新年の賀状でも書いていたようだが、天狗の面を持った子が戯れてきたので、振り返ったところだ。子どもは足袋をはいている。母の前には、硯箱と用紙、それに赤い熨斗(のし)がある。子どもの背後の屏風には、七つ道具を背負った弁慶が描かれ、右上には扇を手に跳び上がった牛若丸の一端が見える。母子とも厚着である。
1年12か月、季節ごとの年中行事をからめながら、母と子の暮らしを描いた珍しいシリーズである。国芳らしい華やかで動きのある母子絵になっている。
2011年に大阪市美術館などで開かれた「没後150年 歌川国芳展」図録では、この揃物を〈美人子ども十二ケ月シリーズ〉と呼び、制作年は天保7年(1836年)頃としている。

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