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今すがた ごらんなさい イマスガタ ゴランナサイ

今すがた ごらんなさい 

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作者名 昇雲   (山本昇雲)
作者名ヨミ ショウウン  (ヤマモト ショウウン)
代表明細・シリーズ名称 今すがた
落款等備考 昇雲
制作者備考 松木平吉
印章等
印章注記
時代区分 明治40年
西暦 1907
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 人物画 子ども絵 風俗画
内容2 美人画 母子絵
内容3 母と子(幼児 女児) 人形(猿の振袖人形)

追加情報

「今すがた」は、美人大首絵の流れをくむ美人画であり、昇雲の美人画の代表作でもある。年令も少女から母親までさまざまで、母子絵もある。全体に日本情緒豊かな美人画であるが、なかには洋装美人もおり、明治らしいモダンさも感じられる。画面外枠に、風景などを描いた作品、白地のままのものがある。全体で50枚を越す揃物で、人気のあったことがうかがえる。彫り摺りとも微妙な線描、色調をよく理解している。公文では少女や母子絵を所蔵。
「ごらんなさい」とあり、母と抱かれた子が眺めているのは、振袖姿の猿の人形であり、子は怖がって母にしがみついている。これも母子共視の場面である。母の髪には、扇と八重桜の花かんざしがさしてある。なお、「共視」は、九大北山修教授が浮世絵の母子を分析し、日本の母子には、「親子で体を接触させて同じ物、同じ方向を見る共視の割合が、欧米の母子より多い」ことから、特色として名付けたもの。
明治期の美人大首絵の代表作。明治期のさまざまな年令、職業の衣装、髪型など、風俗がよくとらえれられている。

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公文と子ども浮世絵

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