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東姿 源氏合 乙女 アズマスガタゲンジアワセ オトメ

東姿 源氏合 乙女 

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作者名 英山   (菊川 英山)
作者名ヨミ エイザン  (キクカワ エイザン)
代表明細・シリーズ名称 東姿源氏合
落款等備考 菊川英山筆
制作者備考 清水
印章等 極 版元
印章注記
時代区分 文化期~文政初期
西暦 1804-1820
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵 人物画
内容2 母子絵 美人画
内容3 育児 母と子(乳児 幼児)

追加情報

「東姿源氏合」とあるように、こま絵の源氏かるたと東姿の美人(江戸美人)を組み
合わせた揃物である。源氏合は、源氏物語五十四帖の巻名や和歌を記した
かるたの遊びで、これは乙女(少女)の巻。昔、目をとめた舞姫を想い、年月の
経ったことを読んでいる。本絵は美人の若い母と幼い子どもで、ここでも年月の
経過の速いことを暗示している。
こま絵は源氏かるた「乙女」の上の句と下の句であり、上の句には舞姫の冠
下の句には天つ袖(天人の衣の袖)が描れている。本絵はわが子に頬ずり
する美しい母で、右手を子どものあごに寄せ、左手には菊を型どった落雁と
思われる菓子を持っている。かんざしにはチョウの飾りがついている。
子どもは菓子に手を伸ばそうとしている。背中には腹掛の緑色の大きな結び
ひもがたれている。
母親のわが子への愛情あふれる場面を、アップで見事にとらえている。
東姿源氏合

乙女
おとめごもかみさひぬらしあまつそで
ふるき世のとも(友)よわひへ(経)ぬれは

菊川英山筆
(小泉吉永氏翻刻)

おとめ子も神さびならしあまつ袖
ふるき世の友よはひ経ぬれば
(岩波新古典)

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