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三十六歌仙 童女教訓鏡 大中臣頼基朝臣 サンジュウロッカセン ドウジョキョウクンカガミ オオナカオミヨリモトアソミ(本来はアソミ後にアソンとも)

三十六歌仙 童女教訓鏡 大中臣頼基朝臣 

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作者名 国芳   (朝櫻楼 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ  (チョウオウロウ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 三十六歌仙童女教訓鏡
落款等備考 朝櫻楼國芳画
制作者備考 若狭屋与市
印章等 版元
印章注記
時代区分 天保中期
西暦 1835-1839
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 教訓画 子ども絵 人物画
内容2 教訓画 母子絵 美人画
内容3 育児 子育て 日常生活(障子貼り) 三十六歌仙 大中臣頼基 松下禅尼

追加情報

三十六歌仙の歌にちなんだ教訓画である。大中臣頼基の歌「一ふしに・・・」に
関連づけ、こま絵には「若いときはよく努力し、道理を学び、老いて楽しめ」と
説いてある。本絵には、勤倹の実践をすすめた松下禅尼の故事に見立てた
障子つくろいの場面を描いてある。
障子の破れた箇所を切り貼りする姉娘と、切り取られた部分からこちらをのぞく
子どもである。姉娘は、菊、藤、御所車の美しい衣装で作業をしており、手前の
盆には糊と刷毛が、半紙の上には小刀がある。後方には障子から切り取った
部分が置いてある。一見日常生活のひとこまに見えるが、見立絵であり、教訓画
である。松下禅尼が居宅に北条時頼を迎えるに当り、障子を貼り替えようとする
女たちを制し、自ら切り貼りをして時頼に倹約の大切さを示したという故事による。
童女教訓鏡とあるように、松下禅尼の故事を当世に置きかえた教訓画である。
江戸の人々は、この絵を見てすぐ松下禅尼を思い浮かべたであろう。
三十六歌仙〉童女教訓鏡・大中臣頼基朝臣
「若きときよく勤て、おこなひ余りある時は道をまなひ、老てたのしむべし 。身のうちの財は朽ることなし」(*実語教の文句)
一ふしに千代をこめたるつえなれば
つくともつきじ君がよはひは
朝桜楼国芳画 芝神明前・若狭屋
(小泉吉永氏翻刻)
国芳は団扇絵「当盛娘かた気」(公文蔵)でも、同じテーマを描いている。

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