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源氏雲浮世画合 早蕨ゲンジグモウキヨエアワセ サワラビ

源氏雲浮世画合 早蕨

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作者名 国芳  (一勇斎 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ  (イチユウサイ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 源氏雲浮世画合
落款等備考 一勇斎國芳画
制作者備考
印章等 名主1 版元印
印章注記 名主:村田
時代区分 天保14年から弘化3年頃
西暦 1843-1846
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 母子絵 こま絵(源氏物語)
内容3 政岡 千松・早蕨 伊達騒動 蕨菓子 毒味

追加情報

源氏物語にちなんだ揃物で、上部には源氏物語の巻物を開げ、各帖の題と
和歌を入れ、こま絵にしている。下には、各帖の題に関連した歴史物語絵を
描き、解説をつけてある。本品は第四十八帖の早蕨で、本絵は伊達騒動の
毒味の場面である。
こま絵は、芽を出したばかりの蕨「早蕨」の絵と和歌。(亡き大君を偲んで中君が
よんだ歌)本絵は、歌舞伎や人形浄瑠璃でおなじみの伊達騒動に登場する
忠義の乳母政岡と、その子千松である。今しも、蕨菓子を食べようとしているのが
千松で、背後では母の政岡が歯を食いしばって見詰めている。この菓子は、幼君
亀千代の毒殺をねらって贈られたもので、政岡は我が子に毒味をさせているのだ。
解説文には、蕨、蕨餅、蕨宿、蕨粘など、蕨の豆知識が記されている。
源氏物語の早蕨にちなんで、仙台藩伊達騒動の名場面、さらには蕨に関する
豆知識も織り込んであり、情報量の多い作品。また、源氏物語や伊達騒動の
庶民への普及ぶりもうかがえる。
早蕨
この春は 誰にか見せん なき人の
かたみに つめる みねの さわらび

(中城正堯氏翻刻)

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