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昔咄しさるかに合戦 上 ムカシバナシサルカニガッセン ジョウ

昔咄しさるかに合戦 上 

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作者名 芳綱  (一登斎 芳綱/歌川 芳綱)
作者名ヨミ ヨシツナ  (イットサイ ヨシツナ/ウタガワ ヨシツナ)
代表明細・シリーズ名称 昔咄しさるかに合戦
落款等備考 一登斎芳綱画
制作者備考 上岩
印章等 名主 年月
印章注記
時代区分 嘉永6年
西暦 1853
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 おもちゃ絵 
内容2 昔話 物語こま絵 擬人画
内容3 さる かに 蜂 たまご うす 

追加情報

おもちゃ絵の「物語こま絵」で、これは豆本の見開き単位で話をすすめており、切りばりに豆本に仕上げるもの。ストーリーは昔話「さるかに合戦」。
画面は1段6こま、3見開きであり、6段で合計36こまとなっている。右上の2こまが、猿とかにの出会いで後もずっと見開きで場面で続く。ここでもたまごが火鉢の炭火をとばし、蜂が槍でさし、うすが押さえつけて終わる。最後は柿の実とかにだが、これが表紙になるようだ。
これは豆本に仕立てるもの。
江戸の子どもたちは昔話をおじいさん、おばあさんから聞かされて育ち、やがて安値なおもちゃや絵で好きな話を買い自分で豆絵巻や豆本に作り、これを仲間に語ってやり、また仲間からも聞かされた。「物語こま絵」は、昔話を子どもたちに自ら語り、仲間と話し聞く楽しみを得る教育的な玩具であった。
おとぎ話は本来は、室町時代にお伽衆が語った物語で代表作は「御伽草子」に納められている。広義には、昔話や童話も含めて子ども対象のお話。しかし、おとぎ話には実在の人物や場所、時代が登場するのに対し、昔話は「むかしむかしある所に」で始まり人物もじいさんやばあさん、あるいは架空の人物である。
「さるかに合戦」「桃太郎」などは、昔話である。

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