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流行逢都絵希代稀物  トキニ アフツエ キタイノマレモノ

流行逢都絵希代稀物  

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作者名 国芳    (一勇斎 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ   (イチユウサイ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 流行逢都絵希代稀物
落款等備考 一勇斎國芳画
制作者備考
印章等 名主2  版元
印章注記
時代区分 嘉永元年
西暦 1848
形態 大判3枚続
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 戯画 役者絵
内容2 風刺絵
内容3 左より 座頭 藤娘 弁慶 瓢箪担ぎ 鬼の念仏 絵師(国芳) 牛若丸 梯持ち 槍持ち奴 鷹匠 雷公 猿と瓢箪鯰(なまず)

追加情報

題の逢都絵は大津絵を指し、京に近い東海道・近江国の名物土産となっていた大津絵の絵師を中心に、回りに大津絵の主要な画題を配置してある。一見、大津絵紹介の戯画のようだが、登場人物の顔はすべて役者の似顔絵になっていて、役者絵でもある。さらに天保13年に、幕府から歌舞伎役者遊女芸者等の絵が風紀上よくないとして禁止されたことに抵抗しての風刺画でもあった。この絵はあまり話題にならなかったが、嘉永6年にやはり大津絵を題材にした「浮世又平名画奇特」を出したところ、ペリーの黒船来航とも重なって大評判となり、販売中止となった。
中央に座して絵筆を持つ絵師は、舞い上がった絵で顔が見えない。しかし、側の団扇の芳桐紋や猫のいることから国芳本人とされる。浴衣姿の絵師の前には絵皿や用紙が並び、出来上がった絵は次々と舞い上がっているが、絵の人物は脱け殻だ。抜け出た人物の主な画像は、左側が藤娘と弁慶で、弁慶は三井寺に伝わる弁慶の引き摺り鐘を背負っている。中央には鬼の念仏と牛若丸、右側には槍持ち奴、鷹匠、雷公、猿と瓢箪鯰がいる。
東海道名物の大津絵の人気ぶりを反映した戯画であるが、国芳は登場人物を役者の似顔絵で描き、禁止されていた役者絵でもあった。これは幕府に気付かれず、お咎めなしであったが、嘉永6年の大津絵「浮世又平名画奇特」は、民衆が図中の人物を将軍や大奥・幕閣にも当てはめて風刺絵として楽しみ、人気を呼んだが故に発売中止となった。幕末の世情を反映した話題作である。

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