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獅子おさなあそび
シシオサナアソビ
作者名
英泉 (渓斎 英泉)
作者名ヨミ
エイセン (ケイサイ エイセン)
代表明細・シリーズ名称
獅子おさなあそび
落款等備考
英泉画
制作者備考
森屋 冶兵衛
印章等
極 版元
印章注記
時代区分
文政頃
西暦
1818-1830
形態
大判3枚続
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども絵
内容2
年中行事絵 遊び
内容3
正月 獅子舞
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
子どもによる獅子おどりであるが、2頭の獅子と子どもたちの群像をダイナミックでリズム感ある図にまとめている。獅子舞は、新年や祭りの際に悪魔払いの行事として行われた。
2頭の朱面の獅子は恐ろしい阿吽の表情で頭上には黄金の角と宝珠をいただき、白い「しで」のたてがみを背に伸ばしている。大きな尾も金色だ。ねじり鉢巻の子どもたちは縄文様の揃いの着物に黒たび、ぞうりで足元をかため、「獅子」の赤文字が入った扇子で懸命に拍子をとっている。
獅子舞(踊り)は、子どもの無疫息災を願う意味も込められていた。また子どもによる子ども獅子舞や子どもが獅子頭をつけて芸をする角兵衛獅子も見られた。
獅子おさなあそび
*右側より順に翻字。三枚続きのいずれにも見える「英泉画」と「山形に森の字」の商標(森屋治兵衛)については翻字省略。
★判読困難な箇所多し。要再チェック。
【右】
「てこやつてくれぇ。ゑぇいやれ、よいやさ」
「よいさ、よい。これはのさぁ」
「そこらはわかいしゆ、たんのむぞ。しめろやぁい」
馬喰町二丁目森屋治兵衛
【中】
「さんのふ(山王)のさくらの木え、おさるがさんひきさ□□□」
「よい 、たゞ□□
さがれるゝこざるよとだいてさかつた、よい
」
「よいさよい、これはのさ」
【左】
「わかいしゆ、しゝをたのむぞ。しゝはかるくまつてくれぇ。よいさ 、よいやさ」
「しゝのかしらがまいこんだ。しめろ、わか
いしゆ、たのむぞ。よいさ 、よいやさ」
「さきをはしつてたんのむぞよいさ 、
よいやさ」
(小泉吉永氏翻刻)
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