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教育 小供風俗画 幼稚園卒業小学校通学之図  キョウイク コドモフウゾクガ ヨウチエンソツギョウ ショウガッコウツウガクノズ

教育 小供風俗画 幼稚園卒業小学校通学之図  

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作者名 春汀   (宮川春汀)
作者名ヨミ シュンテイ  (ミヤガワ シュンテイ)
代表明細・シリーズ名称 教育/子供風俗画
落款等備考
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分 明治
西暦 1868-1912
形態 画帖
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 遊戯画 日常生活 幼児教育
内容3 遊びと暮らし 通学 小学校 鼻緒のすげ替え 蛇の目の傘

追加情報

幼稚園、および家庭での幼児教育をフレーベルの提唱した「恩物」と呼ばれる遊具を中心に紹介している。恩物による幼児教育は、明治10年頃から日本に導入された。なお、幼稚園は明治8年にできた東京女子師範学校付属幼稚園に代表されるように、限られた上流階級の子女を対象としてスタートし、次第に中流家庭には拡大していった。
幼稚園を終え、小学校に入学した男子の通学風景のひとこまである。雨の日、下駄の鼻緒が切れたようで兄らしき人物になおしてもらっている。兄は蛇の目の傘を脇に置き、濡れるのも構わずすげ替えている。ここは郊外のようで、両側は小山と草原で、背後の森に囲まれて家屋が見えている。明治29年頃でも東京の小学校の通学率は三分の一程度で、それも寺子屋を引き継いだ私立小学校が多かった(「東京風俗志」による)。
明治中期の、主として「恩物」による幼児教育の様子がうかがえる。恩物による教育は、大正自由教育がおこると衰えていった。

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