作品検索結果詳細

明治初期授業風景  フベンレイジュギョウフウケイ

明治初期授業風景  

拡大して見る

作者名 まつ女  【雪湖】
作者名ヨミ マツジョ   [ユキコ]
代表明細・シリーズ名称 〈不勉励授業風景〉
落款等備考 まつ女
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分 明治初期
西暦 1868-1870
形態 大判
種別1 肉筆
種別2 墨絵 着彩
種別3
内容1 子ども絵 教育画
内容2 学校 一斉授業
内容3 教師 生徒 黒板〈白地) 長椅子 数字

追加情報

明治5年の学制によって、文部省は小学校の義務教育化をすすめ、広く就学を呼びかけた。この小学校での教育は、寺子屋方式から欧米の学校方式に転換、黒板を使った一斉授業で、生徒はいすに腰を掛けて学ぶことになった。絵は、政府の方針に従って勉学をすすめるとともに、新しい教授スタイルを示している。
教室の壁に黒板を掛け、袴姿の先生が数字を書いており、足し算の授業のようだ。しかし黒板と言っても白地で、数字が黒で書かれている。左手には、指示棒を杖代わりについている。網代張りの立派な教師用椅子も置いてあるる。手前では、四人の生徒が羽織袴で長椅子にかしこまって座り、授業を受けている。画面の左上には「不勉励て(で)識見に恥を カキクケコ」とある。「勉強に励まず、見識(判断力)がないと、恥をかくぞ」
との呼びかけだ。
明治新政府による新教育の姿を端的に示した教育画で、あわせて不勉強を戒めるスローガンまで付けてある。寺子屋方式から学校での一斉授業への切り替えと、義務教育への当時の熱意が感じられる。絵画としては日本画であるが、落款にある「まつ女」は不詳。印は「雪湖」とも読め、明治28年に四十余歳で死亡した画家に永倉雪湖がおるが関連は不明。
不勉励は識見に恥を カキクケコ

原画貸出などの問い合わせはこちらこの画像をご利用されたい方はお問い合わせよりご連絡ください

5,000円
から
まで

公文と子ども浮世絵

カテゴリで見る浮世絵