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真美人  〈子供習字〉シンビジン:コドモシュウジ

真美人  〈子供習字〉

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作者名 周延   (楊洲 周延)
作者名ヨミ チカノブ  (ヨウシュウ チカノブ)
代表明細・シリーズ名称 真美人
落款等備考 楊洲周延
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分 明治30年
西暦 1897
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 手習い絵(書道)
内容3 書道 子ども(少女 女子) おかっぱ 硯箱 筆 天神机

追加情報

明治の浮世絵師で、美人画の第一人者とされる揚州周延が描いた少女である。文明開化の時代となり、女性のファッションも大きく変化するが、周延は「真美人」36枚揃で明治の新しい美人風俗を描いている。その中で、唯一少女をテーマにした作品が、本作である。
天神机に向かって手習いに励む少女である。少女は前髪を切り下げ、後髪を襟元で切りそろえた「おかっぱ」頭であり、江戸娘の頭髪とは一変している。着物は麻の葉模様に、鮮やかなバラの花と枝葉を浮き出してある。机の上には硯箱を置き、手習い用紙に「松」の字をしたためている。硯箱の反対側には、お手本が置いてあるのだろう。背景は省略し、おかっぱ頭と顔つきで明治の新しい少女を巧に表現している。
明治の美人画で知られる周延だが、母子絵や幼児の姿は数多くあっても少女像は少なく、この作品が代表作である。公文では「幼稚苑」9枚揃や、「東風俗 福つくし」30枚揃などを所蔵している。

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