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風流てらこ吉書はじめけいこの図  フウリュウテラコキッショハジメケイコノズ

風流てらこ吉書はじめけいこの図  

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作者名 豊国   (歌川 豊國/歌川 豊国)
作者名ヨミ トヨクニ   (ウタガワ トヨクニ)
代表明細・シリーズ名称 風流てらこ吉書はじめけいこの図
落款等備考 豊國画
制作者備考 西村
印章等
印章注記
時代区分 文化2年頃
西暦 1805
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 手習い絵
内容3 寺子屋 習字 書き初め 女師匠 少女 助手 盃事 天神机 襟袈裟 君が代

追加情報

「てらこ吉書はじめ」とあり、寺子屋での新年けい古始めの様子を描いてある。女子の寺子屋で、女師匠も助手も寺子(生徒)も晴れ着であり、特に左手前や右手前の寺子は髪油で晴れ着が汚れないよう襟袈裟(えりげさ)をつけている。また、寺子屋では新年から入門する子も多く、右側では母とともに入門の挨拶をする子が、師弟縁固めの盃を交わす場面も描いてあり、寺子屋の風習を知ることができる。18人の人物を巧みに配してある。
右手中央で神酒を受けているのが女師匠であり、前に朱の三方がおいてある。手前には晴れ着の母子が座っており、これから盃を交わして師弟の縁固めをするところだ。娘の左にある黒い箱には「西村」と板元の名が入っているが、この中は新入生から寺子屋仲間へのお近づきの印の菓子であろう。師匠の背後の机や棚には書物、半紙、筆立、硯、短冊などが並べてあり、横には火鉢もある。画面中央と左側は教室であり、コの字型に並べた机で、寺子たちが向き合って座り、各自それぞれの手本を使って手習いに励んでいる。運筆を手助けする助手もいる。なかには、手習いにあきてあくびをする子もいれば、墨をする子もいる。左手前には衝立があり、散らし書きの手本が貼ってあるが、「きみがよは千代に・・・」の和歌(現国歌)も見られる。
歌川派中興の巨匠として役者絵、美人画で活躍した豊国初代の見事な寺子屋図である。三枚続によく寺子屋風景を織り込んであり、机の配置や助手の活躍、個人別自学自習がよく分かる他、右手で新入門者が三三九度の盃を交わして師弟の縁結びをしている様子が示され、貴重な史料である。浮世絵の寺子屋図では最初期の作品であり、また代表作でもある。
風流てらこ吉書はじめけいこの図
画工・一よふさゐうたかわとよくに
西村はん
ゑひもせす京(中央机上の折手本)
そんし…(〃)
…大当りニ御座候(〃)
豊国画

*以下、衝立の文字
この作品は公文教育研究会所蔵「風流てらこ吉書はじめけいこの図」(左1枚のみ)の後摺である。左一枚のみの作品の上部に寺子屋の出欠を示す名札があり、そこには題の他に享和と年号が入れてあった。ところが享和4年2月に年号が文化となったため、翌年からは名札の部分を削って摺ったと思われる。なお、年号は三枚続の中央にあり、左側には題名と画工名を入れてあった。
寺子の使う机は天神机と呼ばれ、各自が入門の際に持参した。夜は部屋の隅に積み上げた。朝、寺子は名札を表にもどし、机は自分で並べた。

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