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子育艸コソダテグサ

子育艸

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作者名 桑田衡平(編集人)
作者名ヨミ
代表明細・シリーズ名称 子育艸
落款等備考
制作者備考 桑田 衡平・丸屋 善七・島村 利助
印章等
印章注記
時代区分 明治9年
西暦 1876
形態 一枚摺
種別1 近代版画
種別2 木版画
種別3 摺物
内容1 その他教材画
内容2 育児
内容3 女中と子 育児心得(衣服 食物 運動 入浴 種痘 薬 灸) 乳母車 風車

追加情報

「子育艸」とあり、子育の要点を六か条に分け簡略にまとめてある。特色は発行が丸善善七(当時の日本橋丸善の店名)であり、ヨーロッパの育児知識も導入した記述になっている点である。
横長の紙面を飾り付きのケイで囲み、四角に桃・ブドウ・梨・ざくろを配してある。中央では女中らしき女性が、最新の輸入乳母車を押しており、乗った幼い子が手を振っている。その前方では風車を持つ着物姿の幼児が応えており、その腰には巾着がつけてある。地にはタンポポやスミレが咲き、空にはチョウチョが飛んでいる。
明治初期にヨーロッパ式の育児法を導入・普及させるためのチラシであり、定価三銭五厘で販売したこと、発行元が日本橋丸善であったことも含め、貴重な史料である。四輪の乳母車が描かれた最も古い絵図の一つであると思われる。
第一 衣服の事
第二 食物の事
第三 運動の事
第四 月代并に入湯乃事
第五 種痘の事
第六 持薬并に灸治乃事
発行書林として記されている「丸屋善七」は人名でなく、当時の日本橋丸善商社の店名であったことは、丸善本社にご教授いただいた。
丸善の創業者は岐阜県岩村の出身、医学を学んだ後に慶應義塾で福沢諭吉に英学と経済を学び、明治2年横浜で「丸屋商社」を創業、翌年日本橋にも進出、諭吉の著作販売や医薬品・医療器具の輸入を行った。さらに西洋文化、文物の輸入へと広げていった。
明治の乳母車を描いた公文蔵の浮世絵には、周延「あずま風俗 三」がある。

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