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湯島音曲さらいの図ユシマオンギョクサライノズ

湯島音曲さらいの図

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作者名 国輝   (歌川 國輝/歌川 国輝)
作者名ヨミ クニテル   (ウタガワ クニテル)
代表明細・シリーズ名称 湯島/音曲さらいの図
落款等備考 國輝画
制作者備考
印章等 年月 板元
印章注記
時代区分 安政5年
西暦 1858
形態 大判3枚続
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵 風俗画
内容2 手習い 音曲おけいこ
内容3 音曲 さらい 湯島松琴亭 上野不忍池

追加情報

音曲さらいとは、三味線や琴など邦楽の師匠が、日常教えた芸を、日を定めて演じさせる会で「さらえ」とか「おさらい」ともいう。なぜ音曲稽古が盛んだったか、江戸後期の風俗百科『守貞漫稿』には、「江戸の子は一芸に習熟し、それをもって武家に仕えないと良縁に恵まれない」と述べてある。これは音曲師匠の弟子達による、いわば成果発表会でり、その賑わいぶりがよく表現されている。
ここは、上野不忍池を見下ろす湯島の料亭「松琴亭」の大広間である。右手に緋毛氈(ヒモウセン=フェルト)を敷いた演台があり、4人が浄瑠璃なのか演じており、手前の一人は三味線を手にしている。そばには、ご祝儀(しゅうぎ)の菓子折を持つ男がいる。演台の前方では、家族連れが膳を囲んでお茶菓子を食べながら、見物している。左手では、ちょうちょの玩具で遊んだり、浮世絵を眺めたりする親子もいる。手前では、次の出番の子どもたちの面倒を師匠が見ているようだ。左の縁側では、娘の髪を整える母がいる。上部には「松琴亭」の軒提灯が下がっている。右下には階下が見えており、ここは二階だ。また演台を置いた上段に上る階段も見えている。この松琴亭は、斎藤月岑(さいとうげっしん)著『東都歳事記』にも挿絵入りで紹介されている。
江戸後期に音曲けいこ、およびその「さらい」がいかに盛んであったかを、具体的に示す貴重な作品である。会場が実在した湯島の松琴亭であることも分かり、資料性が高い。母のわが子への注力ぶりも、よくうかがえる。

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