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名誉 三十六合戦 源二綱 メイヨ サンジュウロクカッセン ゲンジ ツナ

名誉 三十六合戦 源二綱 

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作者名 国芳    (一勇斎 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ   (イチユウサイ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 名誉三十六合戦
落款等備考 一勇斎國芳画
制作者備考 伊勢市
印章等 名主2 版元
印章注記 濱 
時代区分 嘉永頃
西暦 1850s
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 物語絵
内容2 英雄豪傑 (渡辺綱と碓井貞光、実は木下藤吉郎と福島政則)
内容3 源二綱(げんじつな、渡辺綱・実は藤吉郎) 桶屋 子ども(幼児 貞光・実は福島市松)石うす 猫

追加情報

「名誉・三十六合戦」とあるが、このシリーズの他の作品は未見であり揃物のテーマも明確でない。しかし、「三十六合戦」は、「三十六歌仙」のもじりであり、合戦で活躍した著名人物のエピソードを集めたものと思われる。ただ、徳川時代には秀吉など戦国武将を扱うことは許されず、ここでは木下藤吉郎と福島正則(幼名・市松)のエピソードを渡辺綱と碓井貞光の出会いに置きかえ、幼児の才能発掘の大切さを説いている。
編笹をかぶった武士を大きく描き「源二綱(げんじつな)」とある。武士が注目しているのは、くくりつけられた石うすを物ともせずに引きずり遊ぶ怪力の幼児であり、背後では桶屋の養父が桶作りにはげんでいる。背景は、ここが山里であることを示している。讃では、源頼光の四天王となった源二綱(渡辺綱)と碓井貞光にしてあるが、江戸の人々はこれが「絵本太閤記」などに出て来る木下藤吉郎と後の福島正則の出会い であるとよく分かり楽しんだ。
幼児の才能発掘と、人材育成の大切さを教えた歴史教訓画である。「絵本太閤記」によれば、この幼児・市松は荒童子なり村童に乱暴をするため、藤吉郎に預けられるが、剣術兵学を学んで大成するとある。江戸後期の秀吉人気をうかがうこともできる。
〈名誉〉三十六合戦「源二綱」
源二綱(げんじつな、ある時信州碓井(うすい)峠の山中にて卑き賤の男、手業(てわざ)仕事なす傍に、二、三才なる幼子の腰に石臼を付ありしを引ずり這行(はいあるく)さまを見て、綱、大(おおい)に驚き、其由を尋るに、先祖は橘の某なりしが、故有て信濃に住み、両親は終(みまか)り、我は叔父ゆへ、是を育(そだつ)といふ。綱、其力をほめて叔父に約して「成長の後は頼光公に仕よ」とて、終(つい)にわかれける。後、人
となりて綱をたよりて頼光に仕ゆ。是、四天王の一人、荒太郎貞光なり。大江山の合戦に比類なきはたらきをなしける。
(小泉吉永氏翻刻)

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