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摂津の国 擣衣の玉川  セッツノクニトウイノタマガワ

摂津の国 擣衣の玉川  

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作者名 国芳     (一勇斎 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ   (イチユウサイ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 摂津の国擣衣の玉川
落款等備考 一勇斎國芳画
制作者備考 佐野屋喜兵衛(佐野喜)
印章等 名主2 版元
印章注記 名主:衣笠・濱
時代区分 弘化4年~嘉永5年
西暦 1847-1852
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 人物画
内容2 美人画 名所 日常生活 風俗
内容3 犬 反物 蛇籠(じゃかご)文様 労働(砧打ち) 母と子 集落

追加情報

古来和歌に詠まれてきた六か所の玉川・六玉川の一つである「摂津の国 擣衣の玉川」の情景である。歌は「松風の音だに秋はさびしきに衣うつなり玉川の里」(源俊頼)であり、河畔での砧打ちの場面が描かれる。浮世絵では、春信はじめ歌麿や俊満、英山など多くの絵師によって取り上げられてきたが、この国芳は3枚続のワイドな画面を活用して描いている。
晩秋を迎え、摂津の玉川(大阪府高槻市)の河原では、あちこちで砧打ちが行われている。画面中央にはむしろが敷かれ、母が木の砧台に布をまきつけて、槌で打っている。これは洗った布をやわらげ、つやを出すための作業であり、秋から冬にかけての女の仕事であった。忙しい母の背に、遊んで欲しい子どもがすがりついている。むしろにはまだまだ打つべき反物が残っている。左手の女性は、打ち終わった布をかかえて持ち帰っており、右手からは振袖姿の娘が様子を見に来ている。左右には大きな犬が控えている。左の松の下には集落があり、遠くの山々はもう雪におおわれているようだ。娘の振袖も、河川に使う蛇籠(じゃかご)文様である。
浮世絵ではよく知られた題材であるが、国芳は中央に母子の姿を配して生活感をよく表現している。また、ワイドな画面を生かして、広い河原に松風が吹き、砧打ちの音が響く晩秋のさびしさもよく捉えている。
擣衣(とうい)とは、洗った着物・布を砧台(きぬただい)に載せて棒でたたくこと。これによって布をやわらげ,つやを出す。砧打ちともいう。

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