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風流美人子宝遊/風流美人子寶遊フウリュウ ビジン コダカラ アソビ

風流美人子宝遊/風流美人子寶遊

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作者名 英山  (菊川 英山)
作者名ヨミ エイザン  (キクカワ エイザン)
代表明細・シリーズ名称 風流美人子宝遊
落款等備考 英山筆
制作者備考 和泉屋 市兵衛
印章等 極 版元
印章注記
時代区分 文化~文政頃
西暦 1804-1830
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵 人物画
内容2 母子絵 美人画 子宝絵
内容3 育児 母と子(少年) 桜文様

追加情報

美人の母と子を描いた揃物で、他にかんざして耳をかく母と狐拳の手つきをする子どもの図が知られている。町家の母子の日常のひとこまをとらえたシリーズであるが、「子宝」と題にあるように子どもを中心に描いてあり、ここでの「風流」は花見である。
母と子が前後に座り、画面右前方をともに眺めている。まさに浮世絵の母子に多い共親の場面である。少年はひざに両手を置いてゆったりと構え、母は煙管を突いた右手に左手のひじをのせ、あごに当てている。くつろいだ姿勢であり、父か親しい知人でも、待ち受けているのだろうか。少年の袖には兎が描かれ、母は斜め格子の小袖にも、中着にも、昼夜帯にも桜が見られる。背景にも桜文様を並べてある。
季節は春、父とともに子連れて花見に出かける寸前とも思える。
題に「子宝遊」とあるように、子どもを中心にした母子絵であり、母と子が同じ物を眺めている「共親」の典型的な場面である。
英山は文化から文政にかけて美人画で知られた絵師。菊川派の祖。
この「風流美人子宝遊」のほか、「当世子宝合」「風流子宝十二月」など子宝をテーマとした多くの揃物を残している。

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