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八百屋お七からくり云立文句 ヤオヤオシチ カラクリイイタテモンク

八百屋お七からくり云立文句 

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作者名 芳藤    (歌川 よし藤/歌川 芳藤)
作者名ヨミ ヨシフジ   (ウタガワ ヨシフジ)
代表明細・シリーズ名称 八百屋お七からくり云立文句
落款等備考 よし藤画
制作者備考 (文正堂)
印章等 年月改 版元
印章注記 午正改
時代区分 明治3年1月
西暦 1870
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 おもちゃ絵
内容2 [物語こま絵] 云立(口上)台本
内容3 八百屋お七 その父 僧侶 吉三

追加情報

「八百屋お七」の事件は浄瑠璃、歌舞伎になり、お七は恋のヒロインとして話題になった。このおもちゃ絵は、歌舞伎のストーリーにそって調子よく文句を並べ絵をそえたもの。 云立は、口上を弁じ立てることで、ここにはのぞきからくりの口上のように、記述してある。
1段が9こまで、6段になっており54こまで詳細にストーリーを追っている。
右上から「ヤレ所は本郷二丁目の」「名高き八百屋の久兵衛とて」「普請成就をする間」「むすめお七ももろともに」…と、寺への寄寓とお七・吉三の出会い、恋心からの放火と展開、終わりから5こま以下では「中に立てたる角柱、かわいや」「お七をしばりつけ」「柴よ萱のと積み重ね」「わっと泣いたる一声は無情の」「煙と立ち上がれば…」となっている。
なお、3段目に「わたしゃ十六」とあるが、江戸の法規では十六が成人との境であった。
江戸時代はさまざまな言葉遊びが楽しまれたが、これは名高い芝居の口上を声高に調子よくまねするための台本だったと思われる。若い娘の恋に死ぬ姿は、多くの共感を得たとされる。

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