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牛若鞍馬兵術励 ウシワカクラマヘイジュツハゲミ

牛若鞍馬兵術励 

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作者名 国貞 (五渡亭 國貞/歌川 国貞/三代 歌川 豊国)
作者名ヨミ クニサダ (ゴトテイ クニサダ/ウタガワ クニサダ/3ダイ ウタガワ トヨクニ)
代表明細・シリーズ名称 牛若鞍馬兵術励
落款等備考 五渡亭國貞
制作者備考
印章等 極 版元
印章注記
時代区分 文政頃
西暦 1818-1830
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 物語絵
内容2 武者絵 英雄豪傑 伝説
内容3 牛若丸 鞍馬山 僧正坊  烏天狗 喜三太 経机 巻物

追加情報

京の鞍馬山で剣術修業に励む牛若丸である。後に源義経となって源平合戦で大活躍をするが、兄の頼朝に疎まれ悲劇的な最期をとげる。軍記物語『義経記』や謡曲「鞍馬天狗」の説話が江戸時代に広く普及し、子どもたちにとっても牛若・弁慶の主従コンビは最大の人気者となっていった。このような武者絵・物語絵だけでなく、子どものおもちゃ絵・凧絵・人形・羽子板などでも主役を務めた。
中央で両手に木刀をもって飛び上がり、烏天狗を撃っているのが牛若丸である。烏天狗がかぶっていた防具は、地面に落とされている。その後方からも、防具に身を固めた烏天狗が撃ちかかっている。その手前で牛若丸の刀を捧げ持って控えているのは、牛若丸の従者・喜三太である。右手の奥には顔を白髭でおおわれた高鼻の大天狗・僧正坊が、赤い衣を着けて座している。前に置かれた経机の巻物は兵法の奥義書で、免許皆伝の日も近いようだ。手前では烏天狗たちが驚きの眼で牛若丸の業を見つめている。右の二羽は頭上に頭巾(ときん)を載せており、位の高い天狗だろう。木立の背後は深い闇に包まれており、平家に悟られぬよう、深山幽谷で密かに武術にはげむ雰囲気を出している。
牛若丸の浮世絵でも、鞍馬山は五条橋とともに最も人気の高い場面で、多くの絵師が手がけている。三枚続では国芳の「鞍馬山之図」と国貞の本図が双璧で、幕末では、公文蔵の三作品・歌川国綱二代・河鍋周麿(暁哉)・大蘇芳年も力作だ。

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