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頼光足柄山怪童丸抱図 ライコウアシガラヤマカイドウカカエノズ

頼光足柄山怪童丸抱図 

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作者名 芳艶  (一英斎 芳艶/歌川 芳艶)
作者名ヨミ ヨシツヤ  (イチエイサイ ヨシツヤ/ウタガワ ヨシツヤ)
代表明細・シリーズ名称 頼光足柄山怪童丸抱図
落款等備考 一英斎芳艶画
制作者備考 木屋
印章等 年月改 版元
印章注記
時代区分 安政6年
西暦 1859
形態 大判3枚続
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども物語絵
内容2 金太郎絵 武者絵
内容3 金太郎 山姥(洗濯) 四天王 足柄山 でんでん太鼓 風車 あじさい 頼光 白馬 鉞

追加情報

源頼光たち一行が、足柄山でただならぬ雲気を感じ、山中に分け入って、山姥、金太郎と出合った場面である。金太郎の怪力ぶりが認められ、頼光に召し抱えられ、四天王の一人となるきっかけを描いたもの。
中央で組み合っているのが赤い裸の金太郎と碓氷貞光で、手前に鉞がころがっている。右手の上部には、白馬に乗った源頼光と卜部季武、渡辺綱がおり、下部には風車やでんでん太鼓を持った猿がいる。左手には、美しい山姥が川で洗濯をしており、背後の杉木立には金太郎の弁慶格子の着物が干してある。樹間から箱根の山々が見え、あたりは一面にあじさいが咲き乱れており、初夏である。
芳艶は三枚続でも武者絵系の金太郎絵を数点残しており、公文では「快童丸元服之図」を持っている。三枚続では、師の国芳とともに優れた作品である。
山姥の讃に「坂田蔵人妻山姥」とあり、芳艶は近松門左衛門の「嫗山姥」によって作画している。近松の物語では、山姥は実は遊女の八重桐で、夫坂田時行の憤怒の魂魄をみごもって金太郎を生んだとされる。そこで坂田公時(金時)と名づけられるのである。赤龍説とは別の誕生譚。これには碓氷貞光は改名前は喜之助であり、コピーでは判然としないが、貞光の讃にこの名が書かれているようだ。

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