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浦島太郎 (仮題)
ウラシマタロウ (カダイ)
作者名
英泉 (渓斎 英泉)
作者名ヨミ
エイセン (ケイサイ エイセン)
代表明細・シリーズ名称
〈浦島太郎(仮題)〉
落款等備考
渓斎英泉画
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分
文政頃
西暦
1818-1830
形態
長判
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
摺物、絵半切れ
内容1
物語絵
内容2
昔話 おとぎ話
内容3
浦島太郎 亀 富士山 三保の松原
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
浦島太郎であるが、古くは『丹後風土記』から江戸期の『御伽草子』まで、多くが舞台を丹後国としているのに対し、この作品は富士が見えており、三保の松原にしてある。また、横長で淡彩の摺りであり、この上に文章を書く手習い用紙「絵半切れ」と思われる。
人物は腰蓑(こしみの)をつけた漁師であり、そばに大きな海亀がいる。『御伽草子』によれば、亀を釣り上げた浦島太郎であり、この亀を海にかえすと、後日乙姫となって竜宮城へ迎えに来る。浦島と亀の右手には老松が生え、海をはさんで対岸には富士山がそびえている。
浦島太郎はおとぎ話の代表作であり、子どもたちにも江戸時代から親しまれたが、浮世絵では数が少なく、貴重な作例である。
公文では浦島太郎は広重「本朝年歴図絵 八 亀偕郎入蓬莱 」がある。英泉は文化末年から弘化末にかけて作画しているが、この作品は美人画で名が出る以前の文政頃に手がけたものと思われる。
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