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山姥と金太郎
ヤマウバトキンタロウ
作者名
長喜 (栄松斎 長喜)
作者名ヨミ
チョウキ (エイショウサイ チョウキ)
代表明細・シリーズ名称
山姥と金太郎
落款等備考
長喜画
制作者備考
鶴屋喜右衛門
印章等
印章注記
時代区分
寛政頃
西暦
1789-1801
形態
大判
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
子ども物語絵
内容2
金太郎絵
内容3
金太郎 山姥 猿 人形 まさかり 飛んだり跳ねたり
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
山姥と金太郎であるが、これは金太郎が当時の人気玩具「飛んだり跳ねたり」で遊んでいるところが面白い。
腹掛け姿の赤い金太郎がかがみこんで、玩具の「飛んだり跳ねたり」で遊んでいる。この玩具は、関西でできた飛人形が安永頃に江戸に伝わり、浅草名物になったとされる。人形の底に竹切れ、にかわ、糸で仕掛けがしてあり、竹べらを曲げて下に置き、手を打つとその振動でばねがはずれて、人形が飛び跳ね、そのとたんに人形の被り物がとれ、猿面が現れた。この絵の人形は、人身猿面の上に、人面をかぶせてあり、金太郎が両手をたたくと、飛んで猿面が出るはずだ。そばで、本物の猿も見ている。後方は、木の葉を肩につけて杖を持つ山姥、手前には鉞がある。
長喜は歌麿と同時代にやはり美人画で活躍したが、残された作品が少なく、これは貴重。近年、長喜の評価が高まっている。
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