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浦島太郎と乙姫 浦島太郎 竜宮城
ウラシマタロウトオトヒメ:ウラシマタロウ リュウグウジョウ
作者名
二代 春扇 (可笑斎 春扇/二代 勝川 春好)
作者名ヨミ
2ダイ シュンセン (カショウサイ シュンセン/2ダイ カツカワシュンコウ)
代表明細・シリーズ名称
〈浦島太郎と乙姫〉〈浦島太郎 竜宮城〉
落款等備考
可笑斎春扇画
制作者備考
和泉屋市兵衛(泉市)
印章等
極 版元
印章注記
時代区分
文化~文政頃
西暦
1818-1826
形態
大判(ヨコ)
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
物語絵 子ども物語絵
内容2
昔話 おとぎ話
内容3
浦島太郎 乙姫 竜宮城 蓑亀 魚
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
浦島太郎が竜宮城に乙姫を訪ねた場面である。
左は巨大な蓑亀に乗って竜宮にやってきた浦島太郎で、つり竿を持ち、漁師であることを示している。右手では、乙姫が出迎えているが、左右の童子ともども、襟や袖口にひだ飾りをつけ、南蛮人のイメージで、ここが異界であることを示している。童子は長柄の団扇を持ち、これも異国風である。回りを魚が泳ぎ、背後には竜宮城の城門や楼閣、塔が見えている。画面上部には赤い雲が流れ、その下部は異界であることを暗示している。
浦島の一枚絵は少なく貴重である。また春扇は、異界の風俗をよく描いている。
可笑斎春扇は後の勝川春好二代である。文化期には春扇と号したが、文政3年頃に春好二代をついでいる。美人画やさし絵で活躍した。蓑亀は甲羅などに藻が付いて蓑のように見える亀で、長寿の象徴ともされた。
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