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容斎歴史画譜 第十 忠度俊成師弟訣別ノ図ヨウサイレキシガフ  ダイ10 タダノリシュンゼイシテイケツベツノズ

容斎歴史画譜 第十 忠度俊成師弟訣別ノ図

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作者名 容斎、月斎    (菊池 容斎:画,福井月斎:縮図)
作者名ヨミ ヨウサイ  ゲッサイ  (キクチ ヨウサイ   フクイ ゲッサイ)
代表明細・シリーズ名称 容斎歴史画譜
落款等備考
制作者備考 青木蒿山堂
印章等
印章注記
時代区分 明治27年
西暦 1894
形態 中判
種別1 木版画
種別2 色摺
種別3
内容1 物語画
内容2 歴史画 人物画 袋付
内容3 平忠度 従者 都落ち
 

追加情報

平忠度は平安末期の武将で平清盛の弟であった。武勇にすぐれるとともに、和歌を藤原俊成に師事してよく詠んだ。平家一門が源氏に追われて都落ちする際に、途中で京都に引き返して和歌一巻を俊成に託し、勅撰集への入集を依頼する。一ノ谷で討死し、和歌は『千載集』に入れられるが、朝敵となったため「読み人知らず」とされる。この話は能『忠度』になっている。
京都の藤原俊成の屋敷を出る平忠度である。忠度は大鎧姿で身を固め、弓を手に箙(えびら)を背負って馬を走らせるところだ。薙刀を持った従者が一人で追っている。忠度は後ろ姿で描かれ、表情は分からないが、画面全体から和歌への執心を俊成に託し、死を覚悟して都落ちする寂寥感がただよう。
源平合戦による平家滅亡のなかで、最後まで和歌への思いを忘れず、人々の賞賛を得た忠度の生き方を、見事に表現している。
容斎の落款
藤原俊成は正式にはフジワラノトシナリだが、一般的にはシュンゼイと呼ばれた。

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