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手習子を持つ娘(踊り)テナライコヲモツムスメ(オドリ)

手習子を持つ娘(踊り)

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作者名 英泉   (渓斎 英泉)
作者名ヨミ エイセン  (ケイサイ エイセン)
代表明細・シリーズ名称 手習子を持つ娘(踊り)
落款等備考 渓斎英泉画
制作者備考 蔦屋重蔵
印章等 極 版元
印章注記
時代区分 天保
西暦 1841
形態 大判竪2枚続
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 人物画
内容2 美人画 竪2枚続き
内容3 手習い帰リ 手習双紙 蛇の目傘 舞踊「手習子」

追加情報

歌舞伎所作事(舞踊)の「手習子」を描いている。踊りは、寺子屋帰りのおませな町娘が、春の野原で道草をくって、傘や手習双紙を手に、蝶と戯れる場面だ。
竪二枚の画面いっぱいに踊り子が描かれている。右手の手習い帳には「天保丑歳 手習さうし 正月吉日」とあり、天保12年の正月から使い始めた帳面であることと、画の作成年代が読み取れる。左手では、蛇の目の傘を持っている。花柄の衣装の裾は長くて足下を隠しており、舞踊ならではだ。寺子屋通いの娘とはいえ、もう年頃で色気を感じさせる。
江戸後期には、江戸では娘の寺子屋通いも、おけいこ通いも一般化していた。それを反映した踊であり、浮世絵である。この踊りの人気のあったことがうかがえる。舞台での本格的な踊り場面だ。
題:画中に「手習さうし」とあり、漢字では「手習双紙」ないし「手習草子」で、手習の練習帳だ。しかし、この作品は舞踊の描写であり、舞踊の題名「手習子(てならいこ)」を画の題名にしたい。
同じテーマの作品に、貞房「子供 手ならい双紙」がある。

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