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山海愛度図会 乳がのみたい  サンカイメデタイズエ チチガノミタイ 

山海愛度図会 乳がのみたい  

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作者名 国芳    (一勇斎 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ  (チユウサイ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称 山海愛度図会
落款等備考 一勇斎國芳
制作者備考 山口藤兵衛
印章等 名主2 年月 版元
印章注記 名主:村田 衣笠   年月:子八
時代区分 嘉永5年
西暦 1852
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵 人物画
内容2 母子絵 美人画 こま絵(名産図会)
内容3 母と子(乳児) 三河湾 ナマコ漁 

追加情報

「山海愛度図会」は、山や海など日本各地の名産とめでたい美人の大首絵を組み合わせた作品で、全てに「○○したい」という副題をつけてある。こま絵は「山海愛度図会」などから場面をとり、弟子たちに描かせている。三十種ほどの揃い物とされ、名産を入れることで、単なる美人画でない形をとり、規制を避けている。
このこま絵は国芳の長女とりせに描せており、三河湾のなまこ漁である。本絵は、「乳が呑たい」と副題にあるように、母の胸元にせまる幼な子である。美しい面長の母の髪の乱れや、子どもが頭髪も眉もそった様子をリアルに描き、着物の模様や質感も見事に出している。ただ、こま絵と本絵のつながりはあまり感じられない。
幼な子と母の日常生活のひとこまがよく表現されている。また、美人画規制に対する対応策が読みとれる。
天保13年に水野忠邦による「天保の改革」が始まり、出版取締令によって役者、遊女、女芸者などの錦絵が禁止され、彩色も七、八度摺りまでに規制された。

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