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其面影姿之絵合 禮 ソノオモカゲスガタノエアワセ レイ

其面影姿之絵合 禮 

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作者名 延一  (楊斎 延一)
作者名ヨミ ノブカズ  (ヨウサイ ノブカズ)
代表明細・シリーズ名称 其面影姿之絵合/禮
落款等備考 楊斎延一
制作者備考
印章等 版元
印章注記
時代区分 明治36年
西暦 1903
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵(明治)
種別3
内容1 人物画 物語絵(こま絵)
内容2 美人画 母子絵 英雄豪傑
内容3 母と子 八幡太郎義家 飾りかぶと 太刀 春駒

追加情報

「その面影姿の絵合わせ」の「礼」であり、五常「仁義礼智信」をテーマにした5枚揃物の一つ「礼」で、これは八幡太郎義家(源義家)の故事にちなみ、弓を引く義家の絵に合わせて、わが子に弓を与える母を描いてある。
右の絵は、前九年の役で八幡太郎義家が安倍貞任を追いつめ、弓をつがえながら「衣のたて(舘)はほころびにけり」と詠むが、貞任が「年を経し糸の乱れの苦しさに」と句をつけたのに感じ入り、矢を放して貞任を見逃した故事である。義家は石清水八幡で元服し、破魔矢を授かり、騎射で武勇をとどろかす。左は、そのゆかりの破魔弓と矢をわが子に授ける母で、姉にすがるおさな子の側には、飾りかぶと太刀、馬代わりの春駒が置いてある。武勇だけでなく、戦場でも礼を忘れないふるまいを諭しているようだ。なお、初詣に神社で破魔矢を授けるのは、義家の故事による。
明治36年といえば日露戦争の前年で、当時は富国強兵とともに西洋文明国の仲間入りのためにも文明開化が強調されており、武勇とともに五常の教育も力を入れていた。その反映としての家庭教育錦絵である。
楊斎 延一は橋本周延の門人で、美人画、風俗画を中心に、明治末期まで活躍した。

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