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内緒話 The Secret
ナイショバナシ
作者名
Helen Hyde(ヘレン・ハイド)
作者名ヨミ
ヘレン・ハイド
代表明細・シリーズ名称
母と子 ハイド (内緒話)
落款等備考
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分
明治42年
西暦
1909
形態
その他(ダ円)
種別1
近代版画
種別2
新版画
種別3
外国人版画
内容1
子ども絵
内容2
母子絵21.4×13.8
内容3
母 子ども あじさい 芥子坊
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
ハイドは1899年の初来日以来、母国と行き来しながらほぼ10年間を日本ですごした。大半は赤坂氷川町の民家に住み、日本風の生活をしながら日本の風俗、特に母と子の仲むつましい様子や子どもたちの伸びやかな日常生活をテーマにしている。公文コレクションの3点は、入浴。内緒話などいずれも「母と子」をテーマとしたもので、ハイドの代表的な作品である。
朝顔模様の子ども着をきた赤ん坊を抱いた母が、耳元に口を寄せ、何やら内緒話をしている。頭のてっぺんに芥子坊と呼ばれる髪をのせた赤ん坊は、すました表情で聞きいっているようだ。背後には、アジサイが花盛りである。日本の母のわが子への細やかな愛情ぶりが、見事に表現されている。
明治維新前後から日本の浮世絵は欧米に輸出され、高い評価を得てジャポニズムが起こる。そして、開国とともに日本を訪れる芸術家が出現する。その第一世代に属するのが、1899年に来日したヘレン・ハイドであり、多色木版画で日本の家庭風俗を描いた。その中でも、母子絵、子ども絵がハイドの代表作として、世界的に注目された。
近代版画は、江戸時代と同じように絵師・彫師・摺師の協力で制作される新版画と、画家が彫り、摺りとも一人で行う創作版画に二分される。ハイドの作品は、新版画であり、初期は版元小林文七の職人に、後には自分専用の彫師・摺師をかかえて制作した。
近代版画は、江戸時代と同じように絵師・彫師・摺師の協力で制作される新版画と、画家が彫り、摺りとも一人で行う創作版画に二分される。ハイドの作品は、新版画であり、初期は版元小林文七の職人に、後には自分専用の彫師・摺師をかかえて制作した。
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