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風流子宝合 大からくり  フウリュウコダカラアワセ オオカラクリ

風流子宝合 大からくり  

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作者名 歌麿   (喜多川 哥麿/喜多川 歌麿)
作者名ヨミ ウタマロ   (キタガワ ウタマロ)
代表明細・シリーズ名称 風流子宝合
落款等備考 哥麿筆
制作者備考 和泉屋市兵衛
印章等
印章注記
時代区分 享和2年頃
西暦 1802
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 人物画 子ども絵
内容2 美人画 遊戯画 母子絵(姉と弟) 子宝絵
内容3 のぞきからくり 美人 子ども(男子 少年) 巾着 碁盤 竹林文様

追加情報

歌麿による母子絵の揃物で、母ないしは姉と子ども(弟)を組み合わせた子宝絵である。この作品以外には、本を読む母のひざで眠る子、針箱にもたれて寝る母と水盤をひっくり返す子、母の三味線に合わせて三番叟を舞う子(公文蔵)などが知られる。
歌麿の子宝をテーマにした揃物の一つである。姉娘が弟二人に、碁盤の上に据えた「大からくり」を見せている。
 これは「のぞきからくり」で、箱の前面にいくつかののぞき穴があり、内部の絵を見て楽しむが、その絵がひもを引くと早変わりする仕掛けだ。芝居絵など、五、六場面が入っており、姉が語りながら操っている。箱の正面には両国橋界隈の芝居小屋が、看板風に描かれている。
 前髪のみ伸ばした弟は三、四歳くらいで、まっすぐ成長することを願った竹林文様の着物の腰には、お守りの入った赤い巾着を着けている。兄は中剃りをして小さな髷を結っており、七、八歳だ。姉は裾模様が千鳥の振袖を着ており嫁入りも近い年頃のようだ。
 歌麿のこの揃物には、他に「本を読む母の膝で眠る子」「針箱にもたれて寝る母と水盤をひっくりかえす子」「母の三味線で三番叟を踊る子」などがある。
美人画で知られる歌麿の子宝絵揃物では、最もすぐれており、母子の日常生活をよく描いている。歌麿の子宝絵揃物には、晩年作の「子宝譬の節」がある。

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公文と子ども浮世絵

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