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大願成就有ヶ瀧縞 ダイガンジョウジュアリガタキジマ

大願成就有ヶ瀧縞 

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作者名 国芳   (朝櫻楼 國芳/歌川 国芳)
作者名ヨミ クニヨシ  (チョウオウロウ クニヨシ/ウタガワ クニヨシ)
代表明細・シリーズ名称
落款等備考 朝櫻楼國芳画
制作者備考 伊場屋仙三郎
印章等
印章注記
時代区分 弘化2年頃
西暦 1845
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵
内容2 母子絵
内容3 母 幼児 噴水 松永大膳 瀧縞

追加情報

大願成就 有ケ瀧縞は、美人画のシリーズで10点が知られている。いずれも瀧縞文様の着物をきた美人の半身像を大きく描き、こま絵には瀧にちなんだ故事・伝説を入れてある。さらに、これらに関連した狂歌も記載してある。この図のこま絵は歌舞伎「祇園祭礼信仰記」四段目「金閣寺」の松永大膳が、瀧の前で刀を抜く姿である。狂歌は加茂の屋清記。美人は子と噴水を楽しむ母である。
美しい母が左手で水袋をにぎって噴水を上げており、ひざの子はそれを欲しがって身を乗り出している。母は右手で子を押し止どめている。母は瀧縞文様の着物で、髪には麦わら細工の蛇をかたどったかんざしを挿している。こま絵は、瀧の前で刀をかざす松永大膳である。「金閣寺」の松永大膳は将軍家(織田信長)を滅ぼし、金閣寺で栄華を極め、美しい雪姫を召し出すが、父の敵(かたき)として斬りかけられる。この物語と作品の母子がどう結びつくかは判然としない。
このシリーズ10点の中で、本図のみが子どもを登場させている。瀧縞文様やこま絵との関連を抜きにして、母子絵の観点から見ても、国芳らしく母子の日常生活を見事に表現している。噴水遊びも珍しい。
加茂の屋 清記
処女子が唄のけいこの松永に
しのぶひたいの不尽の雪姫

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