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風流東姿十二支 戌
フウリュウアズマスガタジュウニシ イヌ
作者名
二代 豊国 (後素亭 豊國/二代 歌川 豊国)
作者名ヨミ
2ダイ トヨクニ (ゴソテイ トヨクニ/2ダイ ウタガワ トヨクニ)
代表明細・シリーズ名称
風流東姿十二支
落款等備考
後素亭豊國画
制作者備考
和泉屋市兵衛(泉市)
印章等
極 版元
印章注記
時代区分
文政11年~天保初年頃
西暦
1828-1830
形態
大判
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
内容1
人物画 母子絵 こま絵
内容2
美人画 戌 弁慶のあやつり人形 犬(狆)
内容3
美人と子ども(幼児) イヌ
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
「風流東姿十二支」と題する十二枚揃の一枚「戌(犬)」である。それぞれに東(江戸)美人の姿を大きく描き、右上のこま絵に十二支の動物を配してある。ここでは弟をあやす姉のようだが、他に髪を結う美人などが知られ、美人の日常生活をテーマにしている。
美しい姉娘が幼い弟を背負い、右手で弁慶のからくり人形をあやつって楽しませつつ、左手では弟の手をしっかり握っている。二人とも人形を見ており、浮世絵母子(姉弟)絵に多い”共視”の場面である。右上のこま絵には、可愛い二匹の犬が描かれている。
江戸後期に人気のあった弁慶のあやつり人形を楽しむ姉弟であるが、人形下部の横木を左右に動かすと、それに連動して弁慶の持つ大長刀が上下に動く仕掛けがよく分かる。
絵師は豊国二代であるが、こま絵はその弟子に当る歌川国弘が描いている。このように、こま絵は門弟に担当させることが多かった。
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