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近代七才女詩歌 江戸倭子女  キンダイ シチサイジョ シイカ

近代七才女詩歌 江戸倭子女  

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作者名 歌麿  (喜多川 哥麿/喜多川 歌麿)
作者名ヨミ ウタマロ  (キタガワ ウタマロ)
代表明細・シリーズ名称 近代七才女詩歌
落款等備考 哥麿筆
制作者備考 村田屋次郎兵衛
印章等 版元
印章注記
時代区分 享和頃
西暦 1801-1804
形態 長大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵 人物画
内容2 母と子 美人画 母子絵
内容3 美人 [姉] 子ども(少年) 和歌(倭子女) 遊び(化粧) 飾り刀 隈取り

追加情報

江戸後期に才女として知られた7人の女性を、その詩歌とともに紹介した長大判の揃物の一つで、これは江戸の倭子(しづこ)である。この他に、加賀千代、讚州井上通、美濃の正子が知られる。しかし、どれも記載した詩歌の内容と絵は関係が無く、美人画規制への対策として、詩歌を入れたのだろうと推測されている。このシリーズの多くが美人に子どもを配した絵である。
振袖を着た美人は子どもたちの姉であろうか、袖口を口元に当てて、弟たちの遊ぶ姿をながめている。二人の子どものうち左側はまだ禿頭(とくとう)で、赤い着物を着ており、腰に端午の節供の飾り刀をさし、片ひざを立ててふんばっている。右の兄らしき少年は、筆を手に弟の顔に歌舞伎役者の荒事を演じる人物同様に隈取りをつけている。左手の茶碗には、紅を溶いてある。これから、芝居ごっこでも始めるようだ。
歌麿の美人画には、姉が幼い弟妹たちの遊ぶ姿をほほ笑みながら見守る場面が数点あり、これはその代表作の一つ。他には公文教育研究会所蔵「二葉草七小町 清水小町」「風流子宝合 大からくり」がある。
近代七才女詩歌
松枝もひとつにつつむ雪ながら
もとのすがたは・・・(松を見べきか)か?
江戸倭子女
この歌を詠んだ江戸の倭子女とは、おそらく油谷倭文子(ゆや しづこ)かと思われる。倭文子は享保18年(1733年)の生まれで、父は御用商人伊勢屋油谷平右衛門、加茂真淵の門人で県門三女の一人と称されたが、20歳で早逝した。

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