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麻疹手当奇法弁/痲疹手當奇法辨ハシカテアテキホウノベン

麻疹手当奇法弁/痲疹手當奇法辨

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作者名 芳豊   (一龍斎 芳豊/歌川 芳豊)
作者名ヨミ ヨシトヨ   (イチリュウサイ ヨシトヨ/ウタガワ ヨシトヨ)
代表明細・シリーズ名称 麻疹手当奇法弁
落款等備考 一龍斎芳豊画
制作者備考 山本屋平吉
印章等 年月改 版元
印章注記 戌四改
時代区分 文久2年4月
西暦 1862
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 子ども絵 人物画
内容2 麻疹絵 母子絵 日常生活(医療)
内容3 育児(麻疹 養生)

追加情報

麻疹手当奇法辨(はしかてあてきほうべん)
夫(それ)麻疹は陽毒なる故に、発表を専一とすべし。いづれの薬にても、ねつをさまし、うるほひをます物を用ゆべし。
食してあしきもの
一、ひへもの
一、なまもの
一、からきもの
一、くさき物
一、くだ物類
一、酢・さけ
一、はちみつ
一、さたう
一、木の子
一、竹の子
一、餅米るゐ
一、めんるゐ
一、紫蘓
一、せり
一、しんぎく
一、わらび
一、きうり
一、玉子
一、とうなす
一、魚・鳥
一、貝るゐ
一、なす
一、塩からき物
一、しほ魚
一、ほうれん草
一、青くさきもの
一、こんにやく
一、ならづけのるゐ・ぬかみそづけのるゐ。
すべて飽食はよろしからず。もし、毒忌おろそかにすれば、秋に至りて痢病を発す。恐れ、慎べき事也。
一、灸治       七十五日
一、髪月代(さかやき)  五十日
一、入湯       七十五日
一、房事       七十五日

食してよろしきもの
○くろまめ ○あづき ○やきふ ○くはい  ○はすのね ○ふき ○にんぢん ○いんげんまめ ○ながいも ○かんぺう ○つくいも   ○大こん ○しろうり ○ゆり ○くねんぼう ○みづあめ ○こんぶ ○わかめ ○くず   ○みそ ○きんかん ○ぜんまい
右は、はしかびやうちう(麻疹病中)、せう
づゝはしよくしてくるしからず。

ゆびにてひたひをおして地いろのかはり、又、ゆびを引たる跡の色にて、はしかのよしあしをしる歌
(吉)地いろ白くあと紅(くれない)にかへりつゝつゆをふくめるはなのいろつや
(凶)地のいろもかはらずあともそのまゝに
霜をおびたるあきのくさのは

はしかをのがるゝしかた
一、蒼朮(そうじゅつ)
一、川 (せんきゅう)
一、細辛(さいしん)
一、乳香(にゅうこう)
一、降真香(こうしんこう)
右等分粗末(さいまつ)にして、火にくんじて嗅(かげ)ば、わづらふことなし。たとへ、うけても甚たかろし。
槙山先生伝方

一竜斎芳豊画

*最初は麻疹にかかった場合の食物吉凶を示したもの。続いて、麻疹の症状の吉凶を五七五七七の和歌に詠んだ点が面白い。
(小泉吉永氏翻刻)

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