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見立昼夜 二十四時之内 正午十二時/見立昼夜 廿四時之内 正午 十二時
ミタテチュウヤニジュウヨジ ノウチ ショウゴ ジュウニジ
作者名
国周 (豊原 國周・豊原 国周)
作者名ヨミ
クニチカ (トヨハラ クニチカ)
代表明細・シリーズ名称
見立昼夜二十四時之内
落款等備考
豊原國周筆
制作者備考
印章等
板元
印章注記
時代区分
明治23年
西暦
1890
形態
大判
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵(明治)
種別3
内容1
子ども絵
内容2
母子絵 こま絵
内容3
母 子ども(乳児) 育児(昼食) こま絵(丼) 膳
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
「見立昼夜二十四時」とあり、さまざまな女性を一時間ごとに登場させながら、女性の二十四時間を描いた24枚の揃物である。
これは正午の十二時。こま絵に「十二時(どんと)おたべと小児にすすめ」とあり、どんぶりを描いてある。東京では正午を知らせるため明治4年から空砲を打つ習わしがあり、正午がドンとも呼ばれた。ここではそれを丼にかけてある。本絵は、膳の上に、箸箱や食器が並んでおり、母がまだはいはいをする幼児に昼食を与えている。母が持つ可愛い茶わんや、母子の表情まで、昼食の様子がよく描写されている。
さまざまな女性が登場する揃物だが、母と子の愛情細やかな場面もよくとらえられている。
・国周は豊原周信、歌川国貞に学び、役者絵や美人画を得意とした。幕末から明治にかけて活躍。
・このように時間ごとの女性を描いた揃物には、歌麿が遊廊の女性を描いた「青楼十二時」が知られる。
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