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風流十二月ノ内 青陽   (正月) フウリュウジュウニカゲツノウチ セイヨウ   :  1ガツ

風流十二月ノ内 青陽   (正月) 

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作者名 国貞 (歌川 国貞/三代 歌川 豊国/香蝶楼 国貞)
作者名ヨミ クニサダ (ウタガワ クニサダ/3ダイ ウタガワ トヨクニ/コウチョウロウ クニサダ)
代表明細・シリーズ名称 風流十二月ノ内
落款等備考 香蝶楼國貞画
制作者備考 森屋冶兵衛
印章等 極 版元
印章注記
時代区分 天保頃
西暦 1830-1844
形態 大判
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3
内容1 人物画 風俗画 子ども絵
内容2 美人画 年中行事絵 母子絵 こま絵 
内容3 子ども(男子 少年) 凧 奴凧 年賀(年礼) 正月 季節(1月)

追加情報

「風流十二月」のシリーズ名で各月の風物に人物を配した揃物はいくつか見られるが、人物を子どものみにした揃物の代表が石川豊雅の作品であり、この国貞の作品は母子絵で描いた代表作である。画面上部に、各月の風物を描いたこま絵が入れてある。正月のテーマは年礼(年始)。
正月、年始回りに出かけるため礼装を整える母と子である。男子は髪を結い、黒羽二重の小袖臙脂色あられ文の半裃、両袵(おくみ)には鶴丸の家紋をつけている。腰には小刀をおびている。扇子を差そうとする母は、マンサクと白梅の裾模様がはいった小袖に唐草文様の赤と緑の帯をしめている。手前には、年賀に贈られた紅白の水引きがかかった祝品が置かれている。上部のこま絵は、奴だこと龍の字だこで綣もそえてある。武家だけでなく、町人でも大きな商家ではこのような礼装で年礼に出たが、主人だけでは回りきれず、少年も年礼に出た。
一年十二カ月の風物、行事に母子を配した名品。
豊国三代は国貞と名乗った時代から、江戸後期を代表する美人画、役者絵の絵師として知られたが、天保の改革で美人画にはさまざまな制約が加えられた。この揃物は、単なる美人画でなく母子絵にするとともに、各月の風物をも配し、制約からのがれようとしたものであろう。

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公文と子ども浮世絵

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