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ちんわんぶしおさなすごろく チンワンブシ オサナスゴロク

ちんわんぶしおさなすごろく 

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作者名 芳幾    (一恵斎 芳幾/歌川 芳幾)
作者名ヨミ ヨシイク    (イッケイサイ ヨシイク/ウタガワ ヨシイク)
代表明細・シリーズ名称 ちんわんぶしおさなすごろく
落款等備考 一恵斎芳幾画
制作者備考 辻岡屋文助
印章等 年月改
印章注記 申三改
時代区分 万延元年
西暦 1860
形態 丈長奉書
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3 ゲーム
内容1 おもちゃ絵 絵双六
内容2 遊び ゲーム 遊戯双六
内容3 双六 似顔 イヌ ちんわん節

追加情報

江戸後期に江戸ではやった子どもの囃子歌「狆犬(ちんわん)節」を
双六にしたもの。
「ふり出し」は狆を可愛がる姫君、「上り」は殿様・奥方に馬と馬子(役者総仕立て)。
この間の文句を漢字で示すと「狆犬猫にやあ鼡(ちゆう)、金魚に放し亀、牛もうもう
こま犬、鈴からりん、蛙が三つで三ひよこひよこ、鳩ぽっぽに、立石いし燈篭
子どもがこけている、櫂突く見つく、布袋の土仏に、つんぼ恵比須、鷹が三羽で
とりいに、お亀(お多福)に般若でひうどんちやん、天神西行に子守に角力とり
どっこい、わいわい天神五重の塔、お馬が三匹ひんひんひん」である。
子どものはやり歌であるが、「牡丹に唐獅子・・・」の尾とり歌同様に
さまざまな言葉をリズム感よく配してある。子どもが大好きな動詞も
数多く登場し、幕末子ども風俗の一端がうかがえる。
右下より「ちん、ふりだし」「一、わん」「二、猫にゃあ」「三、ちう」「四、金ぎょに」
「五、はなしがめ」「六、牛もうもう」「七、こまいぬに」「八、すずがらりん」
「九、蛙が三つで」「十、三ひよこひよこ」「十一、鳩ほつほに」「十二、立いし」
「十三、石どうろう」「十四、小僧こけて居」「十五、かいつく」「十六、かゐつく」
「十七、ふ(ほ)ていの」「十八、どぶつに」「十九、つんぼ」「二十、えびす」
「二十一、がんが」「二十二、さんばで」「二十三、とりいに」「二十四、おかめに」
「二十五、はんにやで」「二十六、ひうどん」「二十七、ちやん」「二十八、天じん」
「二十九、西ぎやう」「三十、子もりに」「三十一、角力とり」「三十二、とつこい」
「三十三、わいわい天王」「三十四、五重のとう」
「三十五、おん馬が三つでひんひんひん」「上り」
(中城正堯氏翻刻)
遊び方=回り双六
ただ最後の枡目に飛び双六の要素も入れてある。

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