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児雷也豪傑双六/兒雷也豪傑雙六ジライヤ ゴウケツ スゴロク

児雷也豪傑双六/兒雷也豪傑雙六

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作者名 国輝 種員 (一雄斎 國輝/歌川 国輝)/画・柳下亭 種員/撰案)
作者名ヨミ クニテル タネカズ (イチユウサイ クニテル/ウタガワ クニテル・リュウカテイ タネカズ)
代表明細・シリーズ名称 児雷也豪傑双六
落款等備考 一雄斎 國輝画・柳下亭 種員撰案
制作者備考 和泉屋市兵衛
印章等 嘉永5年8月
印章注記
時代区分 嘉永5年
西暦 1852
形態 大判6枚貼
種別1 木版浮世絵
種別2 錦絵
種別3 ゲーム
内容1 絵双六の崎
内容2 遊び 物語絵 英雄義賊 役者絵 芝居双六
内容3 双六 児雷也 役者似顔絵

追加情報

「児雷也」は中国の説話に想を得て、江戸後期に小説化されたが、天保十年から
美図垣笑顔、柳下亭種員等によって書き継がれた『児雷也豪傑譚』が好評で
刊行中の嘉永5年7月に河竹黙阿弥の手で劇化されて江戸河原崎座で上演
大好評となった。この絵双六は、作者の一人・柳下亭種員の撰案、國輝の画で
芝居の見せ場を織り込んで、同年8月に刊行したものである。
演題は「児雷也豪傑譚話」。
「振り出し」は、旅の途中の雨宿りの図である。芝居では、児雷也は家名再興を
めざず美男の英雄的義賊になっており、枡目の図には妙香山で仙人から
ガマの妖術を授けられ、この術で活躍する場面をはじめ、敵対する大蛇の
妖賊、児雷也を助けるなめくじの術使いの綱手などが登場する。
「上り」は、月夜の屋上での児雷也と鎖鎌の使い手との大立ち回りである。
國周の「沖津凪白浪双六」とともに、幕末の芝居双六の代表作の一つであるが
画面の構成は異なり、この絵双六はきちんと枡目に分け、代表的な場面を
描いてある。袋のついているのも貴重。
(左から順に右へ)
(1)黒姫山 (2)大宮社 (3)奥御殿 (4)「上り」 (5)菩薩峠 (6)大蛇丸
(7)有馬川 (8)雷電山 (9)田子浦 (10)鶴ヶ丘 (11)兜雷也
(12)大蛇退治 (13)油堤 (14)利根川 (15)剱ヶ峯 (16)神流川
(17)月影家 (18)妙香山 (19)捨松 (20)越ノ海 (21)親不知
(22)綱手 (23)大磯 (24)鼡ノ駅 (25)松崎(嵜)色 (26)花水橋
(27)振出し (28)江ノ島(嶋) (29)佐渡島

(中城正堯氏翻刻)
遊び方「飛び双六」

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