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教育新案 猿蟹合戦双六 キョウイクシンアンサルカニガッセンスゴロク

教育新案 猿蟹合戦双六 

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作者名 作者未詳
作者名ヨミ
代表明細・シリーズ名称 教育新案 猿蟹合戦双六
落款等備考
制作者備考
印章等
印章注記
時代区分 明治40年代
西暦 1907-1912
形態 合羽刷
種別1 合羽刷
種別2 合羽刷
種別3 ゲーム
内容1 絵双六
内容2 遊び ゲーム絵 昔話 文芸双六
内容3 双六 猿蟹合戦 卵 ハサミ ハチ 臼

追加情報

教育新案とあり、猿蟹合戦のストーリーを楽しむとともに、猿のいたずら、いじめに
対する教訓性をねらった絵双六である。
「ふりだし」の柿の種とおにぎりの交換から、種を植え、実が成り、猿が青い実を
蟹に投げつけるまでは通常のストーリーである。そこへ僧衣の卵が登場し
猿は家へ逃げ帰っている。床に伏す蟹と子蟹のため、卵に続いてハチ、ハサミ
臼が猿の家に行き、猿の帰りを待つ。帰ってきた猿は、ハサミで毛を切られ
ハチの槍で刺され、卵に飛ばされ、臼に押さえられる。「上り」は、猿が卵に
小判を差し出してあやまり、背後にはハサミ、ハチ、臼、子蟹が見守っている。
栗は登場せず、卵が中心になって活躍している所に特色がある。
明治後期に、安価な子ども用双六として作られたもので、印刷も色版は簡単な合羽刷りで
赤、青、ピンク、黄色を濃淡なしで付けてある。内容的には、卵が猿をこらしめる中心で
あることが注目される。昭和になると、卵にかわってイガ栗が登場する。
遊び方 「回り双六」
・猿蟹合戦は食物をめぐる前半と、仇討の後半に分けられ、さまざまな類話があり
ストーリーも登場する人品も異なる。類話は、アジアだけでなくヨーロッパにも及ぶ。

・日本の赤本など江戸期のストーリーと、大正以後のものとの比較検討は
今後の課題である。なお、公文では赤本(複製)を所有。

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