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新版 餅尽愛度双六
シンバンモチヅクシメデタスゴロク
作者名
芳幾 (一恵斎 芳幾/歌川 芳幾)
作者名ヨミ
ヨシイク (イッケイサイ ヨシイク/ウタガワ ヨシイク)
代表明細・シリーズ名称
落款等備考
一恵斎芳幾画
制作者備考
辻岡屋 文助
印章等
年月 改
印章注記
時代区分
安政4年5月
西暦
1857
形態
大判4枚貼
種別1
木版浮世絵
種別2
錦絵
種別3
絵双六
内容1
絵双六
内容2
ゲーム絵 風俗画
内容3
餅づくし(とんち) 言葉遊び 双六
追加情報
テーマ
具体物
位置付け
画中の文字・文章
備考
餅尽くしと題してあり、末尾に「もち」のつく言葉を集めた言葉遊びである。「餅」よりも「持ち」が多く、「黐」(はえ取もち)もある。「めでたい双六」とあるように、
「上り」に近づくほど、めでたい場面が多くなる。ここでも庶民の風俗が題材になっている。
振り出しは「槍持ち」で奴姿の子どもが槍を持っている。下から子どもの場面を見ていくと「籏餅ち」は手習い帳をよろい代わりに、戦さの籏持役を務めている。「栗の餅」は「栗の餅もいや、米の餅もいや・・・・」と歌いつつ堂々めぐりをする遊びである。「菱餅」はひな祭りの供え物。「はい取餅」ははえ取りに使う黐(もち)を竹竿につけて、コウモリを取ろうとしている。「纏餅」は火消しの纏を振る子。そして、上段はよい商家の主人を持ち勉強する奉公人(小憎)を描いた「主人持」と、子どもに恵まれた夫婦を描いた「子持」である。「上り」は「金持」で千両箱を前に福顔の老夫婦が座り、母娘の前には「金の成る木」の鉢がある。
主人餅 亭主餅 心餅 箱餅 長刀餅 敵餅 身餅 坊主餅 世たい餅 荷餅 癇積餅 傘餅
焼餅 金餅 刀餅 地面餅 あんころ餅 籏餅 鑓餅振り出し 上利 幇間餅 取餅 菱餅 力餅
鶴亭秀賀作 衣裳餅 おか餅 はい取餅 燈灯餅 座鋪餅 尻餅 田地餅 纏餅 柏餅 栗の餅 長餅 土餅
板元 辻岡屋文助 一惠斎芳幾画
遊び方「飛び双六」
☆「柏餅」とは、一枚の布団を二つに折り、その中に入って寝ることをさす。絵で表現されることは珍しく、貴重な風俗画である。
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